


あれから3ヵ月弱。
夏も日当たりの良い場所で育てていましたが
下葉も落ちず頑張ってくれました。


仔の天葉はちょっと短め。

それでも葉幅は引いていますからかっちり育ってくれるでしょう。


しかし、もう1本の期待の仔は柄無し。



付けぐらいには柄の痕跡があるかもと
いくら目を凝らしてみてもやっぱり柄無しでした。

そんなに気前よく本芸が出るわけではなさそう。
ふと思いつき昨年の今頃と見比べてみましたら葉繰りは2枚。

それほど気遣いしなくても普通に育つようです。

ところで羆には大雑把に分けていわゆる虎斑が出るものと出ないものがあり
これは後者に当たります。

虎が無くても逆光で見ればなかなか綺麗なものですが・・・。

明治の頃、最初に世に出たのはこちらと思われる由緒ある品種で
長い栽培歴があって丈夫な品種の割に数が無いのは
やはり本芸の仔がなかなか出ないためなのでしょう。


そういえば6月に外した子は
その時の天葉にはようやく少し柄が出たものの

次の天葉はまた柄が逃げちゃいそう。

果たして復活の芽はあるのでしょうか。

ただ、根は全部ルビー根でしたし
アタリの出そうなところが3か所はありますから
そこに渾身の期待を寄せています。



それにしても、こんな木をもし身銭を切って入手するなら
これはかなりのハイリスクハイリターン。
ほぼギャンブルでしょう。
ギャンブル好きには持って来いの堪えられない木かもしれません。
