


あれから11ヵ月。
後冴え柄の建国の縞から変化した深覆輪です。
この種はいくら派手でもルビー根の出ない、いわゆる泥建ですが
下葉の柄は建国らしからぬ冴え具合。
とってもきれいです。

しかし縞から変わったばかりの一品物ですから
(と、言ってもあれからを辿っていけば十数年前の源平柄の仔が始まりでした)
仔への芸の継承はムズいのではとか考えていました。


確かに下の仔は派手過ぎて途中で力尽きそうですが
上の仔はそれにお付き合いすることなく
ハッキリと紺中通しが見え始めました。

親木はまだ紺縞混じりで未完の覆輪ですから
芸的にはそれより優秀かもしれません。

ただ、これが最終芸という訳じゃなく
建国ですから次はルビー根の出る縞が欲しい所です。
道のりは遠くても楽しい道のりではあります。
