

あれから3ヶ月。
無事に冬を越し新根が出始めました。
出だしは好調。

前の作者との作場環境がうまく合致すれば
蘭も上機嫌のようです。

その機嫌の良い木をつらつら眺めていたら
不思議なことに気が付きました。

金牡丹の仔だから仔も当然金牡丹だろうと思っていたのですが
この仔は生育を始めているはずなのに天葉の柄がなかなか冴えてきません。

ということで黒牡丹なのでした。

しかも縞が少しありますし。


その上から出た仔は紺縞を流していますからちょっと黒牡丹寄りかも。

更にその上から出た仔はアントシアニンというより紅縞芸とでも言えそうな
べったりとした冴えた赤が曙斑に重なって流れ目を引きます。


こっちの仔は墨が多いのか同じ木から出たと思えないほど小型化し
ちんまりとまとまっています。
というふうに一株でいろいろなキャラが垣間見られる楽しい株立ちではあります。
忘年会での余興の交換会とはいえ
こんな面白い株を譲っていただき何やら申し訳ない気持ちですが
せめて罪滅ぼしに精一杯楽しみたいと思っています。
