Quantcast
Channel: 富貴蘭と戯れる日々
Viewing all 1153 articles
Browse latest View live

黒牡丹

$
0
0



あれから半年。
親木には柄が感じられないのにあら不思議。
真っ白なアタリが伸びて来ました。







その後です。
真っ白じゃなく半分紺地があるようです。
源平柄。
普通の縞物でしたらアウトっぽい感じですが
これは物が黒牡丹です。
返って面白そうかも。
そういえば反対側のアタリも動き出してきました。
花芽かどうかはまだハーフハーフといったところです。








ところでこちらの黒牡丹。
物は黄牡丹錦のほぼ柄抜けなのですが
わずかに覗いた天葉の葉先に柄があるのを発見しました。








しかもどこから見ても最上柄といった感じ。
こんなこともあったりしますから
黒牡丹からは離れられませんです。
しかし、仔ならともかく親木の天葉でいきなり青から最上柄なんて信じられますか。


水晶覆輪の縞

$
0
0
こちらは桜が満開。
ようやく外界にも春が訪れました。
以前は今頃からせっせと植え替えをやっていたものですが
今はもう根が伸びすぎて手がつけられません。

しかし春とはいえ夜間は冷え込みますから
まだ石油ファンヒーターに火が入るようです。
弱く暖房していますが蘭舎内の二酸化炭素の濃度が上昇し生育には一石二鳥かも。







さて、水晶覆輪はあれから1年半。
もともと寄せ植えですから姿の良い株になるはずもなく
結局は1~2本立ちに分解しました。
いくらなんでも窮屈そうにしている縞を助けなければということもありますので。
その水晶覆輪から変わった縞は実質1作で1枚の葉繰り。
紺地のあるほうから見ると何となく行けそうな気はするものの







反対側は超ベッピン。







覆輪は完全に崩れていますからもう戻ることはないものの
早々に縞の仔が出てくれないと直に倒れてしまいそうです。
でも、純白縞の上柄はさぞきれいなことだろうと夢想だけはさせてもらっています。

富貴殿

$
0
0



あれから1年半。
それほど下葉を落とさず暮らしたようで
植え替えして根を見たらこちらも良くできていました。
ところで外せる仔は外すことを繰り返してきた株ですから
つい癖でまた外してみたくなります。








その割った仔は紺地が多くなかなかの好苗。
ここら辺から作りこんでいくと
また愛着が湧いてくることでしょう。









以前、外した仔は相変わらず派手目傾向から脱出できず。
それに伴い派手な仔も出てきます。
同じように植え替えたり水をやったりするのなら上柄のほうが良いに決まってますが
棚で増えたものですからこちらも同じようにお付き合いです。

というか富貴殿もずいぶん買いやすい値段になりましたので
ちょっと派手目な方が棚に映えるという視点もありそう。
ルビーより薄い澄んだピンクの根が多出して今が見ごろでもあります。


$
0
0




あれから1ヶ月。
天葉にようやく付けが見え
次の天葉の葉先が顔を覗かせています。






とりあえず芯痛の心配は消えました。








仔はきれいな白中透け。
本芸間違いなしですが次の天葉が待たれます。

しかし順調そうに見えてますが新根の伸びが渋り気味で
やっぱり心配の種が付きません。
もう少し明るい所に置いて光合成を活発にさせてみたいのですが
そうすると柄が冴え過ぎてボロッと落ちるというし
噂通りなかなかそのハンドリングは難しそうです。

それにまだ棚慣らし中でした。
でも事は単純で、もしかしたら冷たい水道水が原因なのかもしれません。

何れにしても冷静に見ればまだヒョロッとした苗木風な木ですから
力が付くには季節の推移を待たなければならないのかもしれません。

と、なんだかテンション下がり気味なことを書いてますが
1本持てば2本3本欲しくなる(財政的に無理ですが)
不思議な魔力を秘めた木であることは確かです。

萩宝扇

$
0
0




あれから2ヶ月。
親木から外されたショックも癒え
生育開始とばかりに新根が動き出してきました。
姿の整形が功を奏してそれぞれの配列は絶妙のバランス。
骨格は出来ましたのであとは仔に仔が生じて
うじゃうじゃ増えるのを待つばかりです。






成長するに従いちょっと頷き加減になるのもこの品種の特徴ですが
それぞれが意思を持っているかのごとく同じ方向に傾いているのが
不思議といえば不思議です。

思えばこの株が生まれてからたったの4年半
反則技でも使ったかのように増えてくれました。
今までがそうであったように今後もアチコチから仔が出てくれることでしょう。








短い根が1本で外された親木はまだ療養中ですが
とりあえず下葉は振るわず天葉もちょっと伸びています。
たぶん新根が何本か伸びているのでしょう。
これで古木が若返って何か良いことがあればしめたものです。

この木の下半分は動きがないので画像もカット。
こっちは仔が吹きそうにありません。

卑弥呼

$
0
0



あれから半年。
ようやく株分けできました。
8本立ちでしたからその数8鉢。
昔と違って激安になっているしそんなに増やしてどうするんだろうと思っちゃいます。

それでも上は一番大きく育った分で力強さもあり
ここから大きく育て上げたらまた愛着が湧いてくることでしょう。








こちらは一番小さな木、末っ子みたいなものですが
十分にその芸を主張しています。
今までの一鉢8本立ちの中から解き放たれ
のびのびと生育してくれそう。

それでも8本は多過ぎですから
そのうちヤフオクにでも挑戦してみようかと思っています。

富士錦

$
0
0
お天気が続く暖かい気候となりようやく過ごしやすくなりました。
それと共に富貴蘭にも力がみなぎって
根も知らないうちに長く伸びています。

調子良くなってきたところで何点かヤフオクに出品させていただきました。
全部ピートモスで植えてありますが
乾き具合はミズゴケの空洞植えと同じくらいのペースです。
そのまま様子を見ても、折を見て植え替えていただくのも結構かと思います。
ご覧いただければうれしいです。









さて、富士錦はあれから半年。






紺地深く中斑の鳳柄をベースにした白黄縞は鮮やかで
富士錦ってこんなにきれいな柄だっけと思わずつぶやいてしまいます。







ただ、こっち側は鳳柄に近くなってしまいました。
やはり固定度は低いのかも。







花芽が葉を突き破って出てしまいました。
なんか傷物っぽくなって残念です。
姿の作り直しにまた数年掛かりそう。








中斑と縞の複合芸を寄せ植えしたものは葉が半分ほど伸びました。







集合美も加わり普通の上柄の富士錦とは一線を画す美しさです。
いまどき富士錦なんてと言われそうですが
たぶん探しても100本に1本あるかないかの珍品だと思っています。






こちらは普通の上柄の木(鳳柄も混じってますが)。
やはり雰囲気がぜんぜん違います。

黒太子

$
0
0



あれから1年と10ヶ月。
葉が積み上がりしゃんとした立派な姿になりつつあります。






結構太く紺中通しは入っているのですが
画像では良く見えません。
おまけに詰んでいる強い樋葉のせいで天葉数枚しかその柄も確認できず。
ただ、柄はたまにしみじみと味わう程度にしておいて
遠目に見る姿が鑑賞のメインでしょう。

それにしても蘭国さんから頂いて5年も経つというのに
豆葉のくせに花無し、仔無しはいかがなものかと思っていましたが






ようやく仔が顔を出してくれました。
それと花芽らしきものも画像で確認。
でも今まで咲いたことがないので花芽が伸びずしけっちゃうんでしょうね。

葉が真っ黒けにならない程良い環境で力をつけてきたことですし
ここらで花も咲かせてみたいものです。

星光殿

$
0
0




あれから1年近く。
ついに株分けできました。
素立ちも意外に似合う感じ。
好きな中透け芸でじっくり見られるからでしょう。






柄崩れの無い木は根もすべて象牙色で伸びてきます。
この根色も涼やかでまた良いものです。

しかし思えば外した仔が生まれたのは10年ほど前。
以後、1本も仔を生んでないことに気付きました。
仔を外しましたのでまた風向きが変わり
何かスイッチが入ってくれればと思っています。

それにしても長い間本芸を維持しているとは見上げたもの。
普通は柄が崩れて青獅子になっちゃう傾向の強い品種です。

それで数が少ない割りに値段は思いっきり安いし
たぶん人の目に触れられず関心の圏外なのでしょう。









こちらは割ったほうの株ですが一応、全部上柄です。
特に付いている仔は把握してるだけで芸が3代続いたことになり
結構貴重かも。







もう1本アタリが動いていますがなんか新根に抑えられていますね。


$
0
0




だいぶ前に入手していたこんな品種がありました。
十六夜が全斑になったもので根色も全部ルビー。
ただ今は紫外線の無い蘭舎内ですからだいぶ薄く伸びています。

葉の柄は秋口から黄色く爆ぜてくるということですが
今まで冴えたことが無かったのでしょう。
記憶も画像もありませんでした。
たぶん気候が合わないのかも。
そんな品種が棚にはいくつかあったりします。

しかしそれで片付けてしまっては身も蓋もありませんから
数鉢ありますので場所を変えて置き
その冴え具合を観察してみたいものと思っています。








これの親木に当たる十六夜は検索してみたら10年前にしてました。
一番下の画像の木でなんと12万で入手したと書いてあります。
ええ、今までもこれからも1銭にもならないことでしょう。

こちらも柄が冴えたことは無く入っているかどうかもわからない状態ですが
泥根とルビー根が混在していますからどこかに縞はあるはず。
これも何鉢かに増えていますから場所を変えて観察してみます。


金牡丹

$
0
0
昨日はヤフオクにて多大なご声援を頂きましてありがとうございました。
もちろん、富貴蘭の本来の相場でないことは重々承知しています。
これを励みにブログの更新はもちろん、
いろいろな面でお返ししていきたいと思っていますのでよろしくお願いします。







さて、金牡丹はあれから1ヵ月半。
すんばらしい勢いで成長しています。
月笙出の全斑になった金牡丹で墨少なく根は良く伸び大型に育ちます。
そして大型種には珍しく天葉の冴えは抜群。
相も変わらずまばゆいくらいに輝いています。







それだけじゃなく下葉に縞を残しそうなところなど只者でない気配。







勢いついでに仔から孫仔まで出てきました。

思えば昨年までは何でも日強く締まった姿のほうが良いと思っていましたが
上作と下作の差は紙一重ということに葉を焼いて気付きました。

今まで環境が合わなかったのでしょうが
上手くマッチしたとたん勢い付いてきたようです。








外した仔のほうも上の親木と同じような勢い。







2つのアタリは早くもタケノコのような伸びを見せています。







で、こんな感じで写真を撮って見ました。
ヤフオク第二段、超がんばっていくつか出品(夕方ぐらいまでに)してみます。
そして残念ですが、棚がさみしくなりますので今年の分はこれでお仕舞いです。
また見ていただければ嬉しいです。

黒牡丹縞(A)

$
0
0







あれから1ヵ月半。
辛気臭いので最初の画像はやはりこれにします。
葉は少し成長し新根もたくさん出てきました。






2本の仔はどちらも次の天葉が出ようとしています。
天葉が覗いてから少しの間は成長が早くなったような気がして見飽きないものです。






ふと見るとその上に新たなアタリが・・・・。
でも金牡丹や黒牡丹は割と不定期に花芽が付きやすく
付いたと思ったら休眠をせずに伸び出す場合もよくあります。
動き出しているから仔だと思ってそのまま忘れ
開花間際に気付くこともしばしば。
これはもうちょっと様子見です。








春に外した仔のほうはようやく天葉の付けが見えてきました。
新根も出てるし、ちょっとずつ成長はしているようです。








こうしてやや暗みつつある柄は覆輪芸らしく見えるのですが
それを頼りに外したのですからなってもらわなきゃ困ります・・とか。
でなければ以前の二の舞となりますから。

普通の全斑ですと最初はちょっと調子良かったのですが
いったん機嫌を損ねると一気に弱体化するようです。







縞最上の親木のような株は見ていて気持ちの良いものですが
こうなっちゃうとどうせなら早く枯れてくれないかと思ったり。





健気にまた派手な仔が出てきましたが
これからの発展を思うと地味柄な仔のほうが面白そうです。

黒牡丹縞(B)

$
0
0




あれから1ヵ月半。
心配していましたが、どうやら活着したようです。







皺は伸び、立ちも少し動き出しています。
たぶん、新根も出ているのでしょう。
鉢を開けて見てみたい衝動に駆られますがここは我慢。
そんなことしたらたちどころに逝っちゃいそうです。
ミズゴケの間から新根が出てくれたら安心できるのですが
ただでさえ伸びの良くない木ですからまず無理でしょう。
2年後の次の植え替えまで静かに待つとしましょう。
弱っていますからそれまで花芽が付かず
仔のほうに回ってくれたら文字通り怪我の功名ということです。









こちらはあれから8ヶ月。
上の木を生んだ親木です。
下に付いていた柄のない仔を2本外しました。
こざっぱりしたいい景色。

それに柄の無い仔2本の上からは
柄のある仔2本のお出ましです。
この親木はコート目ながらも満遍なく散った柄が続いていて
これで終わる木じゃないと信じていましたが思いは通じるものです。







2本目の柄の仔は何やら最上柄っぽい感じ。
看板木がもし枯れてもスペアが出来たかも。
仔が親木サイズまで大きくなったらまさに掌中の珠になりそう。

黒牡丹縞(C)

$
0
0
出品するようになって自分のだけじゃなくヤフオクの富貴蘭部門を良く見ますが、
富貴蘭の世界とは別物の紛い物が入り乱れているようです。

ただ、それが普通と思っている方も多いんでしょうね。
まともな品がまともな値段になると頭が混乱するのか違反申告が良く入ります。
しかしそんなのはパパッと2クリックで消去できますからぜんぜん心に響きません。
ということは誰しも同じようなもの。

まあ、偽物出品には違反申告ぐらいしか対策はないのでしょうが
対策にはなっていないということです。

ここは静観というか無視を決め込み、
出品者、落札者共にそっちの世界の人はそっちで好きにやっててね、
というしかないのでしょうね。
どちらも最初にボタンを掛け違えるとその後の修正はなかなか難しそうですから。






ヤフオクの話題はさておき黒牡丹縞(C)はあれから1ヵ月半。
前々回、前回の(A)、(B)と違い墨が少なく
根、葉共にすんなりと伸びて大型になるタイプです。







親木は少し派手になりかけですが、こっちの仔2本は黒牡丹として最上の柄。







こっちの仔の天葉は金牡丹といろいろな表情を見せています。







毎年のように仔を生んでくれる木ですが
どうやら今年もノルマを達成したようです。









春に外した仔も生育は順調そう。
金、黒牡丹系は1本仔付きぐらいで分けるのがベストかも。
それにしても全斑の金牡丹柄になったからといって
その場所に留まらないのがこのタイプの面白いところです。







仔はやはり下葉まで黄縞を残しそう。
この仔から生まれる仔はどうなるのかとか
先々の楽しみは倍々増です。









こちらは上の割り仔の2年先を行く木です。








3本の仔は金牡丹黄縞としてパーフェクトですが
まだ仔に仔を生じるまでは行っていませんから
これからのお楽しみはまだまだ続きます。

黒牡丹縞(D)

$
0
0




あれから1ヵ月半。
木勢良く早くも次の天葉が出てきました。
これはご機嫌に生育してもらうために鉢や鉢の中のアンコ、
置き場所の日の当たり具合、通風、温度など
いろいろと工夫を重ねてきた成果かも。
ひとつ改善したくらいでは前と大して変わらないものですが
それが3つ、4つと積み重なれば相乗効果で目に見えてよくなるのがわかります。







ただ、生育面ではともかく柄のほうは思い通りにいかないもので
覆輪を期待した仔の天葉は真黄色。






次がどう出てくれるかといったところです。








親、仔もろともベタに黄縞が暗まず下葉まで残る本来の芸は影を潜めましたが
まだ少しは下葉に残る柄も出ているようです。

しかし、下葉に残る黄縞が多いとそれが葉焼けの原因になりますから
こっちのほうが芸は上かもと思えてきました。
いくら派手に出ても後暗みですから葉焼けの心配もなく木勢は益々向上しますので。








それを鑑みるとこの仔は期待と不安が半々といったところ。
暗むのと暗まない縞が半々の源平状態ですから。






ただし、天葉が伸びて開いたら見事な深覆輪が現れ
期待のボルテージは急上昇です。








その下の葉で半分は徐々に暗んできますが
先々どっちが優勢になるのかで天地の差になりそう。
派手仔は見込みのない暗まない柄のほうでしたので取りましたが
果たして次の仔がどちら側につくのか楽しみではあります。









こちらはあれから半年。
やっぱり暗む金牡丹柄だと元気で






葉幅も引いてきました。







ただ、まだ少し黄縞も残すようです。







大仔はほぼ金牡丹ですが







上の仔はちょっとあやしげな雰囲気。







更にこんなところからまで仔が出てきました。
普通、親木の上のほうから元気な仔が出ますと
ずっと下の裾のほうからはまず出ないとしたものですが・・・。
昨年の春に植え替えてからそのままですが
まだまだ木勢の衰えは見えないようです。


黒牡丹縞(E)

$
0
0




あれから1ヵ月半。
早くも次の天葉が出て頼もしい生育振りです。







今までは黄緑を含んだくぐもったような黄縞でしたが
今出た天葉の柄は真っ白。
またちょっと変化の兆しがあるようです。







ただ、反対側は今まで通り。







2本の仔も同上です。

一見、華やかさに欠ける嫌いはありますが
チョビ柄からここまで進化してきたものですし
紺性の良い朝日殿に似ていなくもなくもないこの柄は
黒牡丹のラベルの立った本物の朝日殿を買っちゃわない為の
大切な役割を担っております。



雪観月

$
0
0



あれから5ヶ月。
関東の自然作りの木は棚慣らし期間がないくらい
こちらの棚と相性が良いようです。
というか新根も天葉も順調過ぎるくらいに伸長しています。







虎斑プラス白縞芸ですが天葉は虎斑が勝って白縞はいまだ正体表さず。
なんだかだんだん縞が少なくなっているような気もします。

やはりメインは下葉付近。
下葉の柄が良かったのでここからの仔出しを期待していたのですが







早くも2本出てきました。
さて、果たして柄が出てくれるのかどうか
初めて入った木はやはり楽しみが多いものです。

宝覆輪

$
0
0




あれから9ヶ月。
特に変化も異常もなく1枚ほどの葉繰りで推移しています。
株分けはおろか植え替えすることも忘れたのか
植えっ放し暦3年目に突入です。






このままにしておくと外側に巻いているミズゴケは
やせ細って崩れ中のピートモスがむき出しになりそう。







鉢底から中を覗いてみるとさすがに古い根は枯れ落ちています。
ただ、枯れた根は分解されて新しい根の養分になるのが自然の摂理。
たぶん、そうなっているはずです。
少なくとも古根が腐敗し、それが新しい根にまで害を及ぼすことはなさそう。







そんな感じでボロい棲み家も住めば都なのか下葉は落ちないですし
古木になった親木の上のほうからまで仔が出ています。

鉢の中は腸内フローラならぬ鉢内フローラ状態。
微生物群は善玉菌が優勢なのでしょう。
もうしばらく様子見しようかなと思っています。

御旗

$
0
0




あれから9ヶ月。
昨年の夏から葉繰りは1枚ちょっと。
この品種にしてはかなり頑張っているようです。
数十年前から御旗で来ている木ですからやはり柄の安定感は抜群。
ハデ仔はあまり出ないようです。
だから増えるし見飽きられて安くなっちゃうのでしょうか。
でも、都羽二重からも頻繁に覆輪が出ることは確か。
昔からの系統物とミソ○ソ混じっちゃうんでしょうね。
1本立ちでは見た目同じでも、株立ちにすれば雰囲気は別物なんですが・・・。







植え替えはというと・・・これも無し暦3年目。
昨年秋に長いミズゴケ数本で新根を押さえ鉢を新しいのに換えただけ。
その新根はあらぬ方向に伸びたりせずミズゴケに刺さっていきますので
植え替えは超簡単、超省エネです。









忘れるところでしたがこちらは親木が都羽二重から変わったばかりの株で
出る仔は覆輪とハデが半々といったところです。
それでも安くなればなったで見る目が変わり
こっちのほうがきれいと思う方が案外居たりして。

今は必死に増やしてとりあえず元を引くというような時代ではないし
癒しの空間を彩るのは派手混じりのほうが適しているかも。
それに毎日見ていても何がしかの発見がありますし
植物とはいえ好きな生き物がそばにあるのはいいものです。

大冠

$
0
0




あれから1年7ヶ月。
改めて品種の紹介をさせていただくと
羆覆輪が富貴殿のような大覆輪に変化したものです。

年に2枚程の葉繰りはあるようですが
ほとんど変わり映えしないのは増えている印象が無いためなのでしょう。
なんて毎度同じようなことを書いている気がします。






こんな柄ですから花芽は付き難く
その分、仔出しは良好なのですが派手柄になるのが多く






紺地のある仔は5本に1本も出ないかもしれません。

しかし派手柄でもいわば新月殿。
親木に付けている限りいつまでも生きています。









こっちの株も似たようなものですが







紺地のある仔が2本付いてちょっと良い感じです。






ただ、昨年の仔は派手模様。

写真を撮っていてこのままではなんか面白くないと思い立ち
植え替えを兼ねて株分けすることに・・・。









ということで植え替えと株分けをしてみました。






改めて親木はまずまずの覆輪。






仔はこっちは紺中通しはありますが






こちらは派手。
それでも外せない思い切りの悪さが玉に瑕かも。








こちらも親木はまずまず。






この仔も良い感じなのですが






こっちの派手仔はやはり毟りきれません。






そして外した仔はというと
これは何やら勢いがあって物になりそうです。







しかしこんな柄の木はすぐには枯れなくても
じわじわと弱り数年後にはたぶん逝ってしまうかも。

そんな感じでほとんど増えませんから出回ることもなく
それで人気とは無縁の品種なのでしょう。
建国殿系マニアにとっては本当は必須のアイテムなのですが。
Viewing all 1153 articles
Browse latest View live