


そんなに昔の品種ではありませんが少なくとも30年前には存在していました。
当時はバブルということもあってかゼロが6個ぐらい並ぶお値段だったようです。

この芸が評価されてのことでしょうが、
もちろん入手したのはその頃ではなくほんの5,6年前です。

でもなぜか当ブログでは初出かも。


柄は解説書などでは紺覆輪となっていますが
正確には紺覆輪に紺中通しを伴ういわゆる三光中斑芸です。
同芸品種には鉄橋殿、薩摩浄雲などがあります。

ただ、この羆の誉という品種は柄が不安定というか
紺中通しの無い紺覆輪だけの仔を量産するようです。



紺覆輪のみの仔は小型化し附けも波型に変わります。
初めの頃は変わった仔が出たと喜んだものですが

根下ろしが悪くようやく外せるようになっても外したらほぼ枯れてしまいます。

そこそこ紺地はありますので育つように錯覚しますが
たぶん西出から出る真鶴のようなものかも。
そんなこともあってか本芸品が増え出す前に人気は圏外へ・・・。

未だに未登録のかわいそうな品種ではあります。
ちょっとミステリアスな感じもあって好きな品種なんですけれどもね。
