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Channel: 富貴蘭と戯れる日々
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剣龍

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12月に入ったばかりというのに本降り。
一晩で20cm以上積り、外はすっかり銀世界です。
今朝は除雪車が来ましたので久々に雪寄せ作業で汗を流しました。








そんな雪景色にも似合う剣龍はあれから8ヵ月。
三光中斑ですから柄の構造、姿かたちは御城覆輪に似ていても
すぐに同芸の仔ばかり出て株立ちになってくれるほど甘くはないようです。







この仔は下葉で良い柄でしたのに上で派手になってジ・エンド。







それとは逆に春に派手柄で出ていた仔は上で紺が乗ってきています。







それほど花芽の付かないことが幸いしてもう1本仔が出てくれました。
ただ、春からこれぐらいしか生長していませんのでかなりデリケートな品種ではあります。










極小の木は葉が1枚出て1枚落ちプラマイゼロ。
しかし普通の剣龍なら速攻枯れちゃうほど小さな木ですから
現状維持なら御の字です。








棚で一番大株の木は一枚も下葉が落ちませんでした。







紺の乗りも良くご機嫌そう。








アタリもたくさん付いてくれます。








一方、普通の深覆輪剣龍はあれから半年。
一番下の画像の木です。
下葉はバラバラと盛大に落ちてしまいましたが天葉の紺乗りは良くなってきた感じ。






でも、仔はこれからもこんなのばかり出ることでしょう。
それにしても普通の深覆輪剣龍と三光中斑剣龍はこんな仔が出たときくらいしか見分けが付かないのは
にゃんとも悩ましい所ではあります。
まあ、自分がわかっていればそれだけで十分に自己満足感は満たせますが・・・。

ところでこの品種はここ数年の通年蘭舎内栽培でうまく育ってくれたクチですが
これを来年外棚に置いたら果たしてどうなるのか
以前は日が強すぎて葉を焦がしてしまっていましたが
今回は西日を遮るなどの工夫をしていますからちょっと楽しみです。

紫水晶

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一昨日は1日中雨降り。
昨日は晴天でそれまで降った雪はだいぶ消えていたのですが
一転、今日は朝から雪が切れ間なく降り続いています。
これから先も毎日雪マークが続いていますからもう根雪になっちゃうかもしれません。
風蘭が目覚めるまであと3か月。
今年は長い冬になりそうです。









紫水晶はあれから4ヵ月。
小さな親木に仔沢山の割にはよく生育してくれました。






天葉が派手になってしまった仔は次の天葉を待つばかり。
そっちも派手になればガックシ肩を落とすのみですが
片側だけでも紺地が渡ればまだ希望が持てそう。







真ん中の仔はいい感じに勢い良く育っています。







最後に出た仔も木勢上々。
葉裏の墨は少なめですがどちらの仔にも入っていてまずは一安心です。
あまり多く墨が出ると急に生育が鈍りますから
小さな間はこれぐらいがちょうど良いかもしれません。

それにしても絶えるかもという所まで行ったのによく復活してくれたものです。
めでたしめでたし。

聖雲閣の縞

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ご無沙汰でした。
12月に入ってのパターンが続いています。
雪は結構降り積もりますが雨で消えますから積雪量はそれほどでもありません。
ただ、これからさらに寒くなって今の雨が雪に置き変わればかなりの豪雪になるのかも。
そういえば今年はラニャーニャが発生したとの報道もありました。
かなりの大雪を覚悟しなくっちゃ。








さて聖雲閣の縞はあれから3ヵ月。
これが後冴えの楽しさ面白さというべきか
今まで見えなかった柄があぶり出しのように浮き出てきました。








その柄は文句なしの最上。
よくぞこんな柄が生まれてくれたものです。

一応これでも聖雲錦が全斑になったもので
全体に虎状の黄斑を浮かべるのが所定なのですが
こちらではあまり柄が冴えてくれません。

しかし、虎が冴えるとせっかくの縞が目立たなくなりますから
作場的にかえって幸いしているようです。

この親木からはもう柄の仔は出ないでしょうから
この仔を大事に育てるしかありません。
柄の揃った株立ちになって独り立ちしてくれたらさぞ見事かと・・・。
棚の中で超お気に入りの一つではあります。

松の誉羅紗

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あれから5ヵ月。
葉繰りは良さそうですが新たな仔はほぼ出ていません。







軸が湾曲し、それぞれの仔が折り重なっているせいかも。










ということで仔の間に木炭片を挟み込み、間をちょっと広げてみました。
といってもあまり代わり映えしませんが
これでそれぞれの仔の日当たり、風通しが良くなれば
またやる気が出てくるのかもしれません。
効果が表れたとしても数年後でしょうが・・・。

改めて特徴はというと地合いは金銀羅紗のような羅紗地でしかも豆葉、
しかも青軸青根という珍品で
しかも夢のような株立ちではありますが残念ながら人気は圏外。
縞も入ってないですし~
ただその分、株分けする理由も見当たらないということで
このままずっ~と育てて美術株にしてみたいものです。

羆の光

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あれから4ヵ月半。
いくら紺覆輪があるとはいえ派手柄がいけないのか
また下葉が2枚落ちてしまいました。
まあ、人と同じで古いほうから順番ですから納得できる面もあったりして。







親木の天葉は今までと同じくちょっと紺を残して上がる後冴えの柄。
これが元気で葉幅引く源だったはずですが・・・。







ところで仔の柄はいつのまにか天冴えに変わったようです。
なんかよくわからない柄です。

少し気合を入れて頑張ってもらわなくては先々葉が無くなっちゃいそう。









一方、こちらは地味柄が混じっているせいか元気一杯。






仔はまだお出ましになりませんが天葉付近はかなり葉幅を引いてきました。
来年以降は期待できるかも。









更にこちらも紺覆輪が未完成で紺地が多いためか
下葉を落とさず頑張りました。







そして仔のほうについにその時がやってきました。






紺覆輪完成間近にもっともトキメキを感じます。

東海園さんもおっしゃっていますが普通の羆の光と柄の特徴は似てますが
出所も違えば木の性質も違うようです。
それにしてもよく色々見つけてくるものですね。

満月

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先月の秋季大会の交換会はかなり盛況だったように思います。
最もたまにしか出席することがないので近頃はいつもそうなのかもしれませんが・・・。
特に往年の銘品、満月や富貴殿、大江丸縞などは
ちょっと前の5割り増しくらいのお値段だったかも。
たまたまその時だけなのかこれからも続くのかは不明ですが
富貴蘭が値上がりするなんて見たことのない方が大半だと思いますので
なかなか良い傾向かなとは思います。









その満月はあれから2年半。
親木になって柄が安定して来出したのか同芸の仔が何本か出ています。

ただ、この間、蘭舎生活が続いていましたから
姿はなんとなくダラァ~ンとしてしまいました。

画像を見比べてみると以前のほうが断然自分好み。
失ってみないと気が付かないことって色々あるものです。
取り戻すには倍以上の時間が掛かりそうですが
また作場環境が変わればなにかお土産がありそうですし
未完成な姿の期間が長いほど飽きも来ないというものです。

完璧な姿の木はちょっとでもそれが崩れたら嫌になりますからね。

雲龍の滝

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あれから3ヵ月。
というかこれはこの夏に入手したばかりの木です。
まだ細身ではありますが全体的に柄が良くて子沢山。









そういえば前回の3鉢目の木も入手時は同じような雰囲気で
同じく大阪の交換会からでしたから荷主も同じ方なのかもしれません。
これぐらいの上柄をコンスタントに出せる方ってそうはいないと思いますから。

こちらのほうもまだ仔出しに精力を注ぎこんでいるようで葉幅までは手が回らなさそう。








それにしても雲龍の滝って後冴えのせいもありますが日々新たな発見があって
特に最上柄は見飽きることがありません。









これが葉幅を引き始め締まった姿の親木になれば・・・。
当然、魅力度ではありますが途端に仔出しが悪くなっちゃいます。
この木もおひとり様歴10年ぐらいにはなっているかも。

まあ、これしか無いのなら増やしたいとも思うのでしょうがちょっと余裕がありますので
片側20枚ぐらいでキリっと引き締まった素立ちの古木を目指すのも面白そうです。

月光羆

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あれから1年と3ヵ月。
なんか親木の葉数は変わらないような気が・・・。







それでも仔を2本外していまして
残った小さな仔が勢い良く育ちました。







ただ、下のほうに付いていたのは養分が行き渡らないためかそれなりです。


蘭国さんの所では一部、ルビー根が出ていましたから期待しているのですが
今のところこちらではその気配無し。









柄の派手目な木ならそれを見られるかもと残してみましたが






天葉で普通柄に戻りつつありますから出るとしても数年以内の事でしょう。

それより三光中斑ということもありアッチの方にも期待したいところ。
まだ小さな木で花芽は付き難いでしょうし
下が派手で上で紺地が多くなり木勢が付くという理想のパターンではあります。

元は羆の抜けから出たものですし、これから更に真鶴芸が出たら
赤飯炊いてお祝いぐらいはしてみたいものです。

中野覆輪

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あれから1年と10ヵ月。
株立ちを1本立ちにしてみましたが
昨年は仔に恵まれず寂しげな姿でした。
ただ、その間、新根がたくさん出て勢いが付いたのか
今年はそれぞれの木にたくさん仔が出てくれました。

元々仔吹きの良い品種ということもありますが
雨水の当たる外棚に置いたのが良かったのかも。
中野覆輪に素立ち無しとか勝手に思っていたのですが
1年待ってようやくそんな感じになりました。

この調子で間延びさせずに育てれば
数年後にはいい感じの株立ちになってくれそうです。

玉川錦

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あれから8年。
仔吹き良く、その分、上柄の仔が当たる確率も高く
ちょっと華奢ながら華やかな株立ちが自分好みでした。

それに増えるということは木も丈夫なのかと思っていましたが
一度根腐れさせちゃってからはなかなか回復が難しくなってしまいました。

そのうち手に取って見ることもなくなり
更にうらぶれるという悪循環。
値段のお安くなった品種はこうして棚から姿を消していくのでしょう。

しかし、一応自分の看板木になっている玉川錦ですからそうはさせじと何度か植え替え。
上柄だけ寄せて何とか写真写りに耐えられる感じになりました。
ただ、まだ根が出来ていないので葉を重ねるにはしばらく時間が掛かりそうです。









こちらは昔(最初の画像の木から出たようです。)、増殖の副産物で出た玉川錦覆輪です。
これだけは枯らすまいと入念にお手入れしているのですが
斑の部分が多く一進一退。
10年以上経ってようやく最近、生育の目途が立ったのかなといった感じです。







仔は見ようによっては針葉の深覆輪。
母種の縞からは滅多に出ませんので大切に育てています。

大冠

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あれから1年と8ヵ月。
株分けしてから2作もするとどの株だったか分からなくなりましたので
画像はありのままに…。







こんな柄ですから本芸の仔は2本に1本出れば良いほうです。







この仔も紺中通しがあって本芸で育ちそう。
ルビー根ばかりじゃなく時々泥根も出ますから
それほど弱い木じゃないのですが







派手な仔は先々もこんな感じでダメなようです。

そういえば2年前、派手な仔を外して育てていますが
まだ枯れないものの生育は遅々としています。
しかし派手な仔でもすぐには枯れないくらいですから
紺中通しがあって泥根の出る木は見た目よりも丈夫なのでしょう。









こちらはちょっとバランスの良い株立ち。
派手な仔も付いていますがしばらくこのまま育ててみましょう。









素立ちにも仔が付きましたが若木の間はこんな感じで推移します。

ところで、これが最終芸であればそんなに鉢数を持つ必要はないのですが
紺地が転覆して仔が中透けで出ている株を見たことがあり
行った先でそうなったら悔しいなと手放せずにいます。

それに日作りすると柄が真っ黄々に変身し、それはそれは見事なものでした。
来年は久々にそんな表情も見たいかなと思っています。

西出都

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先日の交換会で入手しました。
寄せ植えですが本数はたくさんあります。
ラベルは黄金鶴でしたが黄色い柄と小型な姿はいわゆる棚環境。
暖かい地方で強日作りすればこんな感じで育ちそうです。
それでもあまり日が強いと葉焼けしますし匙加減は難しいかも。

ただ、王冠のような深覆輪傾向の柄は固定しているようで
普通の西出の柄に戻ることはなさそうです。









というのも2年前に同じ方から入手したものも
深覆輪柄はそのままですので・・・。

とはいえ蘭舎作りですから姿は伸び気味、
柄も白っぽくなっちゃいました。

それでも深覆輪は変わらず華やかさを感じます。

もしスペースが許せば1本ずつにして
日強い外棚でじっくりと株立ちにしてみたいものです。
でも分けたら2鉢が20鉢になっちゃいますね。

近況報告

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明けまして・・・
というか立春も過ぎて寒中お見舞いともいえない季節となってしまいました。
ご無沙汰しております。

今年は正月早々から家族にインフルエンザが蔓延し
一巡して終息した1月後半からは大雪。
毎日雪寄せで汗を流していました。

結構ハードな肉体労働でさぞ筋力アップしたかと思いきや
足腰、肩腕の筋肉痛と疲労は増すばかり、
若い頃と違って寄る年波には勝てないとしたものです。

屋根に雪を上げといても春になったら消えるじゃないかという向きもあるのですが
水が1立方メートルで重さが1トン。
雪だと600kgくらいあるそうですから屋根全体で数十トン。

一応、それに耐えられるように家は作ってありますが
もし地震が来たら頭が重すぎて倒壊してしまうでしょう。
備えあれば憂いなしといったところです。

話変わって、先日ヤフオクでちょっと欲しいものに入札し
落札1時間前に覗いてみたらなんととんでもない値段になっていました。
しかも、まだ自分が入札しています。

そんなはずではと良く確かめたら入札金額を一桁間違えていました。
慌てて入札し直したもののこの値段じゃ落札する羽目になるかと覚悟しましたが
それまで追いかけてきた方が首尾よく乗ってきてほっと一息。

落札された方には申し訳ない気持ちになりましたが出品者は喜んだことでしょう。
頭までぼけてきたようで気を付けなければいけません。


さて、最近の新蘭舎の画像です。




雪は屋根から滑り落ちるようにしていますが
10日ほど前は-10数℃の気温の日が何日か続き
屋根に張り付いたままでした。







それが5日前にようやく滑り落ち、滑った先の雪を片付けましたが







今日はまた落ちる先のスペースが無くなってしまいました。

この頃は日の差すことも多くなってきましたが
屋根と南側が雪で塞がっていますから蘭舎の中は寒いまま・・・。







1月の蘭舎内の温度(青線)と湿度(赤線)はこんな感じで
最低温度は3℃から5℃の間を行ったり来たり。
上は行っても10℃前後ですから換気扇は回らず
水やりしなくても湿度は高いまま保持されています。

富貴蘭は軽く皴を引いたままで冬越ししていて痛みもなさそう。

冬の環境がつかめず、お気に入りを入れられませんでしたが
これならこちらの蘭舎のほうが環境は良さそうで次回はメインとして使えそうです。

それにしてもまだ春の気配すら感じられませんが
あと10日もしたらそろそろ植え替えを始めなければなんて思っています。

五右衛門

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昨年暮れの交換会で入手しました。
特異な葉芸が面白く、ネーミングもぴったりです。
ずいぶん前から気になっていた品種で入手できたらと思っていましたが
ようやくタイミングが合いました。

徳之島産とか韓国実生とか言われており冬越しが心配でしたが今のところ大丈夫そうです。

株立ちとは言っても姿がバラバラですから3鉢にしてそれぞれに作を掛けたいと思っています。

でも棚に残るのは一鉢だったりして~。

紅孔雀

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これも昨年暮れの交換会で入手したものです。
まだ若木ではありますが結構なボリュームです。

もう類似の木など含めてこのタイプは入手することもないと思いますが
ともかくホンチャンは手に取って味わってみたいものと思っていました。
今更ながらですがベンチマークを知らなければ実生との区別も付きませんので・・・。

…と、着々と鉢数が増えておりますが
本当は200鉢ぐらい減らさないと夏作棚と蘭舎にすっきり収まらなくなりました。
数えてみたら柄抜けとか山風蘭の持ち崩しとかでそれぐらいありましたので
庭木に付けても冬はこんな感じですから枯れますし
捨てようかどうしようかとお悩み中です。

土佐錦

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あれから2作。
派手に進んじゃうのかと思っていましたが






親仔とも天葉はどうやら覆輪になったようです。







ただ、縞から変わった覆輪は結局派手になっちゃうことも多いので
執行猶予が付いただけかもしれません。

この間に上柄の仔を生んで欲しいものですが






久々に出た仔は柄があるのか無いのかはっきりしない感じ。






ただ、地味だと墨は良く出るようです。

十数年育てて柄のある木がこれだけとは寂しい限りですが
増えすぎても粗末にしちゃうってこともあったりします。
こういう心の片隅に留めておける木が何鉢かあるのも
ちょっと緊張感の維持には良いことかもしれません。

でも、全部がこんなだったらやってられないでしょうけど。

貴牡丹

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あれから1年半。
姿は優しく弧を描く大姫葉。
柄は黄地合いに少し紺縞を混じえて棚でも良く目立つ品種です。
派手柄なのでしょうが後暗み柄の為木勢は維持できています。

というか大きくなりたがる品種ですからいっそのこと更に大きく育てるか
それとも敢えてこじんまりと締まった姿に育てるかどちらかなのでしょうけど
自分的には葉幅引かせたうえでの締まった姿が
隣の鉢にも迷惑が掛からないし好みだったりします。

昔はそんな姿になっていたこともあるのですが
毎年たくさんの花を咲かせっぱなし、棚に置きっぱなしで何のメンテもしないと
こんな風に下葉は落ちるし仔も出ないし姿も中途半端にだらしなくなってしまいます。

今年からは心を入れ替えて上作を目指すべく
この画像をスタートラインにしてその後の生長具合を追ってみたいと思っています。

大雪

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それにしても毎日毎日良く降るものです。
どこを向いても雪の山、雪の壁。
蘭舎は屋根と南側が雪ですっぽりと覆われ
お天気が良くても中の温度上昇はありません。

この雪が消えるまで水やり、植え替えは出来ないとしたものです。
まだ気温が低いので雪はガチガチですがこれから暖かくなれば扱いやすくなりそう。

はやる気持ちに身を任せて雪を強制的に移動させ
3月の頭くらいから植え替え出来ればと思っています。

蘭舎は単管パイプで自作しようとも考えたのですが
安く作っても潰れてしまったら全てがパー。

耐雪仕様に作ってもらい本当に良かったと思っています。

玉川錦

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あれから8年。
仔吹き良く、その分、上柄の仔が当たる確率も高く
ちょっと華奢ながら華やかな株立ちが自分好みでした。

それに増えるということは木も丈夫なのかと思っていましたが
一度根腐れさせちゃってからはなかなか回復が難しくなってしまいました。

そのうち手に取って見ることもなくなり
更にうらぶれるという悪循環。
値段のお安くなった品種はこうして棚から姿を消していくのでしょう。

しかし、一応自分の看板木になっている玉川錦ですからそうはさせじと何度か植え替え。
上柄だけ寄せて何とか写真写りに耐えられる感じになりました。
ただ、まだ根が出来ていないので葉を重ねるにはしばらく時間が掛かりそうです。









こちらは昔(最初の画像の木から出たようです。)、増殖の副産物で出た玉川錦覆輪です。
これだけは枯らすまいと入念にお手入れしているのですが
斑の部分が多く一進一退。
10年以上経ってようやく最近、生育の目途が立ったのかなといった感じです。







仔は見ようによっては針葉の深覆輪。
母種の縞からは滅多に出ませんので大切に育てています。

大冠

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あれから1年と8ヵ月。
株分けしてから2作もするとどの株だったか分からなくなりましたので
画像はありのままに…。







こんな柄ですから本芸の仔は2本に1本出れば良いほうです。







この仔も紺中通しがあって本芸で育ちそう。
ルビー根ばかりじゃなく時々泥根も出ますから
それほど弱い木じゃないのですが







派手な仔は先々もこんな感じでダメなようです。

そういえば2年前、派手な仔を外して育てていますが
まだ枯れないものの生育は遅々としています。
しかし派手な仔でもすぐには枯れないくらいですから
紺中通しがあって泥根の出る木は見た目よりも丈夫なのでしょう。









こちらはちょっとバランスの良い株立ち。
派手な仔も付いていますがしばらくこのまま育ててみましょう。









素立ちにも仔が付きましたが若木の間はこんな感じで推移します。

ところで、これが最終芸であればそんなに鉢数を持つ必要はないのですが
紺地が転覆して仔が中透けで出ている株を見たことがあり
行った先でそうなったら悔しいなと手放せずにいます。

それに日作りすると柄が真っ黄々に変身し、それはそれは見事なものでした。
来年は久々にそんな表情も見たいかなと思っています。
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