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Channel: 富貴蘭と戯れる日々
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裏甲龍

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4月です。
各地から桜の花だよりが聞かれる今日この頃ですが
こちらはまだまだ寒い日が続きます。
それでも日が差しさえすれば蘭舎内は春の陽気。
活気に溢れています。

思えば最初は室内越冬でしたが冬季間だけ保護しようとまず蘭小屋を建て
春と秋にもう少し日に当てたいと家の二階の南側にベランダを付け
(窓や換気扇もつけて冬も置けるようにしたのですが洗濯物干し場に占拠されました
次に蘭小屋の東側に増築し、そこが手狭になって新たに建築したのが今の新蘭舎。

経験と時間の経過がなければわからない不具合もありますので
それを踏まえて改良を重ねた今のが多分最終バージョンとなるのでしょう。

たかが蘭舎とはいえかなりの資金も投下しましたので
これから20年ぐらいで元の半分くらいは回収すべく頑張りたいものです。











さて、裏甲龍はあれから半年。
それ以前の過去画像を見てみると昨年一作で4枚近く葉繰りしたようです。
特に昨年の秋は寒くなる前に取り込みましたから
10月から葉1枚出たことになり、蘭舎の効果は絶大です。

昔の外棚での自然栽培では9月中旬にはすでに生育が止まっていましたので
蘭の生活空間の改善という意味ではもう元は取ったようなものかもしれません。









葉を重ねると同時に軸が太りだし不規則な付けの並びも面白く感じます。
美しい衣合わせという表現とは真逆ですが
珍しいものを見て得をした~といったところでしょうか。
今年も4枚葉を重ねてくれればさらにボリュームアップした葉重ねが見られそうです。









更に極小割り子のほうも天葉が大きく伸び
ようやく一人前な姿になりつつあります。
さすがは青物、調子が出さえすればあとは一気にといったところでしょう。

それでも入手してから6年で増えたのはたったこれだけ。
手懐けるまでずいぶん時間がかかってしまいました。
ただ、懐いた後の今年の生育ぶりは見ものです。

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