金牡丹
あれから3ヶ月。 無事に冬を越し新根が出始めました。 出だしは好調。 前の作者との作場環境がうまく合致すれば 蘭も上機嫌のようです。 その機嫌の良い木をつらつら眺めていたら 不思議なことに気が付きました。 金牡丹の仔だから仔も当然金牡丹だろうと思っていたのですが この仔は生育を始めているはずなのに天葉の柄がなかなか冴えてきません。 ということで黒牡丹なのでした。 しかも縞が少しありますし。...
View Article国宝殿
あれから4年。 株分けしなければと思いつつしばらく時間が経ち 持ち崩してしまいました。 そこで遅ればせながらざっくりと株分けすることに・・・。 さすがに持ち崩しただけあって下葉はぽろぽろこぼれ落ち しかも上柄の木はほとんどありません。 ちょっと派手過ぎるせいでしょうか。 といっても地味な中斑になってしまったのも葉持ちはイマイチ。 結局は手入れ不足だったのですね。...
View Article建国殿
あれから1作。 一昨年、芯痛になり肝を冷やしました。 その分、仔でも出てくれるかと期待しましたが 相も変わらず花芽ばかり。 その上、下葉がぼろぼろ落ちみすぼらしい姿になってしまいました。 しかし、昨年の葉繰りは2枚半。 ちょっと木勢に向上の兆しが見えてきました。 思えば11年前に仔が出て以来アタリは皆無。 それを思えば姿の悪さなど我慢できるというものです。...
View Article建国の縞
あれから3ヶ月。 冬の休眠を挟んでですから姿にほとんど変わりありませんが 以前のを忘れてを撮ってしまいました。 没にするのももったいなくて・・・。 それでもイの一番にルビー根が出てくれてまずは目出度しです。 建国の縞の場合、必ずしもルビー根だけ出るわけじゃないので その分、出会いの喜びは一入です。 そしてこの木から出た覆輪からも新根が伸び出し 昨年に引き続きルビー根が・・・。...
View Article紫玉
あれから1作。 ちょっとピンボケ気味ですみません。 墨が強く出ると生育も遅々としてくるのか 葉繰りは1枚ちょっとといったところです。 まさか寄せ植えしているせいじゃないと思うのですが・・・。 そういえば寄せ植えを解消しようとして忘れていました。 もう、新根が伸びていますので、またしばし忘れることにします。 それにしても墨が強すぎると厄介で...
View Article青晃墨変わり
これが何かと言われて判る方はいないと思いますが もうタイトルに書いていますからクイズになりませんね。 棚の青晃墨の中から出たものでもちろん青軸青根。 極細葉でフリルのある覆輪が特徴となっています。 覆輪柄と青獅子とあと何か一芸加わったような大珍品。 それも3本同芸ですから固定しているのでしょう。 長年、富貴蘭をやっていても 従来の銘品から新種が出ることは滅多にありません。...
View Article中野覆輪
あれから3年と10ヶ月。 その後、ピートモス植えにしたりしましたが 置き場が過密状態のため棚下に置いたりして 結局痛めてしまいました。 そこで気合を入れなおして株分け。 1~3本ずつ植え込んだら8鉢になってしまいました。 しかし、根痛みさせてしまったとはいえ 丈夫な品種なら2~3作で立ち直るのが富貴蘭の良いところ。 回復したらそれぞれが株になり またかわいらしい姿になってくれることでしょう。...
View Article天照殿
そういえばこれは何年か前の交換会で何かを落札した際、 抱き合わせで付いてきた木でした。 たぶん下葉3枚がそのときの名残。 その時は、地味な柄でしたし姿も貧相、 しかもおまけの木ということで良さがぜんぜん判りませんでした。 しかし、こちらに来てから出た葉はちょっと派手目な最上柄。 目にもまぶしい純白柄です。 さしずめ天照大神が岩戸を開いて顔を覗かせたといったところかも。...
View Article土佐錦
あれから1年と3ヶ月。 派手だの何だのと言ってきましたが 枯れてしまったら身も蓋もありません。 ・・・親木は下葉3枚残すのみ。 下の仔は親木の運命を辿るかのように 派手な天葉となったようです。 早急に上柄の仔が欲しいのですが思うようには行かなさそうです。 その上の仔も今は上柄っぽいのですが派手になりそうな怪しい雰囲気が漂います。 縞物はその消長を見守るだけしか出来ませんが...
View Article無銘覆輪
あれから3年半。 月日の経過とともにいくぶん力強さは増しているものの 本数はさして変わらず。 派手仔が多出するためなのでしょう。 ブログにしているから枯らしちゃいけないと植え替えていますが そうでなければとっくに枯らしている木なのかもしれません。 外し頃の大きな仔は紺地も広くいけそうかも。 でも、その柄が仔にはなかなか伝わらないようです。 白柄に緑のゴマ斑を散らす独特の風合いを特徴としますが...
View Article和泉牡丹
あれから2年半。 もちろん、これもピートモスに植え替えています。 木勢は増し、元親が仔の中に埋もれてしまうぐらいになっています。 ただ、柄に輝くような黄色味がなくなり、葉も緑一色。 外棚で育てていたあの頃の野趣溢れる斑色と葉姿が懐かしく思い出されます。 昨年は夏も蘭舎内でしたが その蘭舎はポリカの複層パネルと熱線カットの波板で覆っています。...
View Article天竜錦
蘭国さんからいただいた天竜錦です。 ボリューム感たっぷりの葉姿(になる予定)に 何ともそそられるような色合いの縞を持ち 魅力度満点な品種ではあります。 その縞も最上柄。 グリグリッとした葉姿にするためには まずは棚慣らしと根作りで準備に3年くらい掛かりそう。 気の長い話ですがその分、楽しみも長く続きます。
View Article天竜冠
蘭国さんからいただいた天竜冠。 律儀にも天竜錦とセットでいただきました。 うれしいご配慮です。 一般に縞から変わった覆輪は紺地が少なく生育困難なものですが この木は紺地が十分、今後の生育に期待が持てそうです。 それに新根の出足も好調、早くも棚慣らし終了といった感じではあります。 それにしてもこのやさしい色合いは魅力的。 これがあればこそ縞のほうの面白さも一段と増しているような気がします。...
View Article建国冠
あれから5ヶ月。 無事に冬を越し、新根が伸び出してきました。 天葉も動き出している様子です。 その天葉は下の派手柄を全否定するような いまだかつてないほど紺地たっぷりで伸びています。 それにしても不思議といえば不思議。 理屈で整理は付いているつもりですが 手にとって見ると感動すら覚える変身振りです。 この柄で続いてくれたら更に木勢は向上してくれることでしょう。...
View Article破天荒
あれから半年。 まだ早いかなと思ったものの つい出来心で仔を外してしまいました。 仔の根は十分ありましたし次の仔が控えています。 それに親木のほうも早く大きくなってくれるかと・・・。 本当はもう1作付けといたほうが良かったのですが 外せる理由も探しとかないと。 次の仔は勢いよく伸びてきそうですが くれぐれもその邪魔しないでもらいたいものです、新根さん。...
View Article轡虫実生
あれから半年。 というかその物件はお嫁に行き 棚に残しているのがこのタイプです。 軸太く、葉丈短く、いかにもずんぐりむっくり。 最近運動不足ですのでその姿は少し先の自分を見ているよう。 鈴虫剣も顕著ですしこれで葉持ちがよければ理想の姿。 幸いまだ花芽は付かず仔ばかりのようですから またがんばって株立ちを目指します。 こちらは同じ分け株の極小木。 それでも天葉の太さにこの品種の片鱗が現れています。...
View Article瀬戸の剣
あれから7年。 当時、5鉢になったと書いてありますので その後、寄せ植えして1鉢にし、そのまま育てているのでしょう。 現在十数本。 7年で倍にしか増えていないことになります。 本性品という事でもないのでしょうが意外に増えないようです。 こんな感じですから手入れ不足も否めませんが・・。 それでも一連のこのタイプの中では小型で引き締まったなかなかのお姿。 しばしこのまま温存しておくとして...
View Article羆の光
あれから1ヶ月。 春の弱い日差しですから本調子になるのはこれからですが それでも天葉と新根が伸び出してきました。 それと共にアタリにスイッチが入りました。 老眼ですからメガネを掛けても気づかなかったのですが 下のアタリも少し動いているようです。 反対側のアタリも動き出しています。 やっぱり芽数を増やすには株分けするに限ります・・・なんて。...
View Article大江丸縞
昨年の12月に交換会で入手しました。 少し痩せた木でもこちらで育てると葉幅引いて堂々とした姿に変身するのが面白く 上柄で3万円以下ならなるべく入手しようと思っています。 そしてこの木は希望通りで無事落札。 ただ、悪いことに後で気づいたのですが 割ったばかりのせいか根が少なく植えてもグラグラしてました。 これで秋田の冬を越せるんだろうかと心配でしたが無事に越冬。...
View Article青晃墨黄縞
あれから9ヶ月。 ますます柄が冴え渡ってきました。 縞というより散り斑模様です。 散り斑ならこれより富嶽のほうが・・という向きもあろうかと思います。 しかしこれは最上柄でも長くは持たない青晃墨系。 いつかは柄が暗むんじゃないかという危うさとはかなさが魅力の根源で ついこの木に張り付いてしまいます。 それにしても良く木勢が付いても最上柄が続いてくれるものです。...
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